




生まれたばかりの赤ちゃんの足の長さが違う、足の開きが悪い、ふともものしわに左右差があるなど気になる事はありませんか?
横浜市西区の小児科、横浜こどもクリニックでは赤ちゃんの股関節外来を実施しており、小児外科の専門医が診療にあたります。
股関節脱臼は、赤ちゃんの股関節のはまりが不完全で、関節が本来の位置から外れてしまう状態を指します。新生児期から乳児期にかけて見られることが多く、早期の気づきと適切な対応が大切です。脱臼の原因は複数あり、遺伝的要因や出生時の状況、日常の動きや姿勢が関与します。親御さんにとって最も知っておいてほしいのは、早期発見・治療が予後を大きく左右する点です。専門的な診断は小児科医が行いますが、家庭での観察ポイントと適切な対応を知っておくことは、受診のタイミングを判断するうえで役立ちます。
◆ポイント
乳児期の定期健診で股関節の動きをチェックします。親御さんが自分で「左右の股関節の動きが違う」「足の使い方に偏りがある」などの気づきを持つことは重要です。
出生時の状況(帝王切開か経腟分娩か、出生体重、早産の有無など)も診断の手がかりになります。
ただし、すべての子どもが明確な症状を示すわけではありません。特に新生児期には、ママやパパが「特に異常を感じない」と感じることも多いです。心配な点があれば、早めの受診をおすすめします。
初期治療としては、ベビー用の装具(大腿帯・股関節ベルト・固定具など)を用いて関節の安定を図る方法があります。個々の状態に合わせて装具の種類や装着期間を決定します。
重症例や装具だけでは改善が難しい場合、手術的治療が選択されることがあります。手術の適否は年齢・脱臼の程度・骨の発育状況などを総合的に判断します。
治療期間中は、定期的な受診とリハビリテーションが重要です。家庭でのケアとクリニックでのフォローアップを密に行い、再発予防と機能的な発達を支えます。
◆ポイント
早期発見・早期治療が予後を良くします。新生児健診でのフォローアップを欠かさず、疑いがある場合は迷わず受診してください。
治療期間中は、家庭での姿勢・動作への配慮が大切です。無理な体位や長時間の同じ動作を避け、医師の指示に従いましょう。
痛みが強い、赤ちゃんの機嫌が極端に悪い、発熱がみられるなどの異変があれば、すぐに連絡または受診してください。
治療の進め方は個人差があります。医師は成長曲線や発達の状況を見ながら、適切なタイミングで治療法を選択します。ご家庭でできるサポートとしては、装具の着用時間を守る、清潔を保つ、皮膚のかぶれや赤みが出た場合には早めのケアを行う、などが挙げられます。
■授乳・睡眠・お風呂など、日常生活での姿勢を見直す
赤ちゃんの股関節に負担がかからないよう、過度なひねりやねじり動作を避け、自然な開き具合を保つ姿勢を心がける
座位教育が進む時期には、座らせ方にも気を配り、股関節の安定を促す姿勢を選ぶ
■装具の管理
指示された時間・方法で装具を使用すること。脱着の手間は大変ですが、適切な着用が関節の安定につながります
皮膚のかぶれ・発赤・湿疹などができた場合は、すぐに受診の指示を仰ぐ
■観察メモの活用
日々の動作・睡眠・排泄のリズムと合わせて、股関節の動きが変化していないかを記録しておくと、受診時の情報整理に役立ちます
■予防的ケア
成長とともに自然と改善するケースもあるため、焦らず医師の指示に従い、定期健診を継続してください
■緊急時の対応
高熱、強い痛み、急な腫れ、発赤がみられた場合は直ちに受診をお願いしています。自己判断で極端な対応をとらず、医療機関へ連絡をしてください
股関節脱臼は早期発見・適切な治療が重要です。新生児期から乳児期にかけての定期健診を活用し、家庭での姿勢・動作に気を配ることで、良好な予後につながります。疑いがあると感じたときは、迷わずご相談ください。横浜市西区にある小児科、横浜こどもクリニックでは丁寧な説明とご家庭との協力のもと、最適な治療計画を一緒に考えます。
