当クリニックでは随時無料で予防接種のスケジュールを作成し、お渡しさせていただきます。
発熱や風邪などによって、予定していた注射が受けられず、スケジュールが変更になった方でも再度スケジュールを作り直します。
ご不明な点や相談等ございましたら、気軽にお越しください。
Hibってなに ?
インフルエンザ菌b型(Hib)は、小児の細菌性髄膜炎の一番の原因菌です。
髄膜炎は早期診断が困難で重症になりやすいで、重度の後遺症が残る方も少なくありません。
その他にも喉頭蓋炎や肺炎の原因にもなります。
名前が似ているので間違いやすいのですがインフルエンザウィルスとは全く異なる菌です。
<①接種開始時期が生後2か月以上7か月未満の場合>
27日間以上の間隔で3回の皮下注射
[追加接種]
3回目接種から7〜13か月の間に4回目を接種
<②接種開始時期が生後7か月以上12か月未満の場合>
4~8週間間隔で2回の皮下注射
さらに、2回目の接種から7〜13か月までの間にもう1回接種
<④接種開始時期が1歳以上5歳未満の場合>
1回のみ接種
肺炎球菌ってどんな病気 ?
肺炎球菌は、インフルエンザ菌と並んで子どもの細菌性髄膜炎や菌血症といった感染症の原因菌とされています。
髄膜炎は早期診断が難しい病気で、死亡や重度の後遺症が残ることもあります。
<①接種開始時期が生後2か月以上7か月未満の場合>
27日間以上の間隔で3回の皮下注射
3回目接種については生後12カ月になる前までに完了。
[追加接種]
3回目接種から7〜13か月の間に4回目を接種
※上記①の期間に接種できなかった場合
<②接種開始時期が生後7か月以上12か月未満の場合>
4〜8週間の間隔で2回の皮下注射
さらに2回目の接種後7〜13か月 の間に3回目を接種
<③接種開始時期が1歳以上2歳未満の場合>
60日以上の間隔をあけて2回接種
<④接種開始時期が2歳以上6歳未満の場合>
1回のみ接種
ロタウイルスってなに ?
ロタウイルスは冬~春にかけて乳幼児に起こるウイルスです。
主な症状として2日~4日を経たのち嘔吐や白色下痢を繰り返します。
2020年10月より定期接種となりました。
2020年8月以降に生まれたお子さんは公費で接種出来ます。
<接種時期・回数>
[2回接種ワクチン(ロタリックス)]
生後6週間から開始し、4週間以上の間隔をおいて、24週までに2回接種します。
[3回接種ワクチン(ロタテック)]
生後6週間から開始し、4週間以上の間隔をおいて、32週までに3回接種します。
※初回接種を生後14週6日までに行うことをおすすめします。
途中でワクチンの種類を変更することは、基本的には出来ません。
B型肝炎ってどんな病気 ?
①B型肝炎抗原陽性の血液の輸血や陽性の人との性行為などで高頻度に感染するウイルス性疾患です。最近では汗や涙からの感染の可能性も指摘されています。感染すると慢性肝炎にかかり、肝硬変、肝臓がんへと進行する人もあります。
②お母さんがキャリア(血液中に大量の感染ウイルスを持っている人)の場合は、高率に新生児に感染します。
③血液や体液との接触や途上国への渡航、消毒不十分な医療器具による感染も起こり得ますから、すべての人が子どものうちからワクチンを接種して予防を心がけておくことが大切です。WHOはすべての乳児に本ワクチンの接種を推奨しています。
<接種時期・回数>
2016年10月から定期接種となったワクチンです。(対象は生後2か月から1歳未満)
生後どの時期でも接種できますが、定期接種の場合生後2か月から開始します。
1回目接種後4週で2回目、1回目から5-6か月後に3回目を接種します。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチンなどと同時接種ができますし、単独接種もできます。
お母さんがB型肝炎抗原陽性の場合は接種の仕方が異なります。
4種混合ワクチンってなに?
ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオの混合ワクチンです。
以前はジフテリア、百日咳、破傷風の3種混合(DPT)ワクチンと、ポリオの生ワクチン(経口接種)を別々に接種していました。
最近になりポリオが不活化ワクチンとなり、これまでの3種混合ワクチンに加えて4種混合ワクチンとなりました。
<接種時期と回数>
1期:生後3週間から12か月までに3〜8週間の間隔で3回接種
1期追加:初回接種終了後6か月以上の間隔をあけて(標準は初回接種終了後12か月以上18か月未満)、4回目の接種
2期:11歳以上13歳未満の間に2種混合ワクチン(DT:ジフテリアと破傷風)を1回接種
ポリオってなに ?
多くの場合は症状がないか風邪にかかったような症状が出ます。
しかしかかった児の1000人〜2000人に1人に手足に麻痺が出て(いわゆる小児麻痺)、後遺症が一生残ることもあります。
<接種時期・回数>
生後3カ月から初回接種を開始し、3週間以上の間隔をおいて3回以上接種
最近では4種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンが含まれているため、単独で接種する事は少ないです。
BCGで予防できる結核ってどんな病気 ?
BCGワクチンで結核を予防します。
結核は咳や発熱が続く慢性伝染病であり、一般的には肺結核が有名です。
戦前の日本では死亡原因の1位でしたが、治療薬の進歩により患者数は減少しています。それでもまだ国内でも毎年3万以上の方が感染しています。
<対象者年齢・回数>
生後1歳未満までに1回接種します
麻しん・風疹ってどんな病気 ?
麻疹(はしか)や風疹(三日はしか)は既に感染した人の咳やくしゃみが飛び散ることで感染します。
主な症状として麻疹は発熱や鼻水など風疹は発熱のほか発疹や首のリンパが腫れるなどあります。
<対象者年齢>
生後12~24カ月未満
<回数>
1回の皮下注射
<対象者年齢>
5歳~7歳未満で小学校就学前1年間(就学前年度4/1~3/31)
<回数>
1回の皮下注射
日本脳炎ってどんな病気 ?
日本脳炎は感染した豚の体内で増えたウイルスを蚊が媒介して感染するので、人伝いで直接感染することはありません。
主な症状として高熱や嘔吐、けいれんなどがあり中には意識障害になる場合もあります。
<対象年齢>
生後6~90カ月未満(標準年齢3歳)
<回数>
1~4週間間隔で2回の皮下注射
<対象者年齢>
初回接種後おおむね1年後(標準接種年齢4歳)
<回数>
1回の皮下注射
※日本脳炎救済措置の対象者
平成25年2/1より従来の「平成7年6/1生まれ~平成19年4/1生まれ」から「平成7年4/2生まれ~平成19年4/1生まれ」に期間が延長されました。
水ぼうそうってどんな病気 ?
激しいかゆみを伴った赤い発疹が全身にできる病気です。発疹は水ぶくれ・かさぶたになり、1週間くらいで治りますが、肺炎や脳炎等を合併することもあります。
また、水痘にかかった方が風邪等で免疫力が低下したときに帯状疱疹を起こすことがあります。
水痘にかかっていない児が帯状疱疹の方と接触することにより、水痘を発症する事があります。
<対象者年齢>
1歳〜3歳未満。
低年齢児で流行するので、保育所や幼稚園等の集団生活に入る前の早いうちに接種するのがよいでしょう。
<回数>
2回接種。2回目は1回目の接種から3か月以上経過後に可能ですが、標準的には1回目接種後6〜12か月経過した時期に行うこととなっています。
以前は1回接種でしたが、1回の接種では20〜50%の児が水痘にかかってしまうので、2回接種が推奨されています。
子宮頸がんってなに ?
20~30代の女性が発症するがんの中で子宮頸がんが1番多く、
国内においては、子宮頸がんが原因で「10人前後/日」の女性がお亡くなりになられています。
<対象者年齢>
公費対象年齢 中1~高3
<回数>
3回接種(1回目の接種からカウントし、1カ月後と 6か月後に接種します)